蜻蛉
【カテゴリ】 社員のつぶやき
2022年06月30日
新入社員Oです
梅雨も明け、オニヤンマやシオカラトンボの姿が見えてきました
良い機会ですので、私のトンボの思い出についてお話しようと思います
私は学生時代の夏休みにボート競技の大会の観戦に行ったことがあります
知人を応援するために出かけたのですが、レースの合間の待ち時間は当時の私には退屈なものでした
そのため、オニビシを集めたりして遠出を満喫していました
私はその一環で、夏休みの自由研究用にトンボの絵を描いたことがあります
その時私は、初めてトンボを捕まえて意識的に観察し、想定していた形と大きく異なることに気が付きました
当時の私はトンボの体は棒状であり、足はバラバラについていると思っていました
しかし、実際には胴体は大きく発達し、尻尾の先も小さく膨らんでいて、足が首のすぐ近くからまとまって生えています
子供の先入観という曖昧な認識でしたが、観察によってトンボに対する認識が大きく変わりました
この一件で、自分が知っていると思っているものも全体のごく一部のみで、知らず知らずのうちに想像で保管していることを自覚しました
この経験から、私にとってトンボは知ることの象徴とも言え、思い出深い生き物なのです
人は日常の些細な事柄から学びを得ることができます
それを知りたいという関心と、自分を見つめなおす意思があれば機会は得られます
今目の前にあるものに限りません
記憶を振り返ることで過去の自分が気づくことができなかったことに気づくこともできます
新聞紙、テレビ、インターネット。現代は情報が氾濫する時代です
しかし、新しい気づきを得るには能動的に調べる必要をありません
日々の生活で周囲に目を配ることで、いつもの日常に新鮮さを得ることができるようになります
皆さんも、周囲を真剣に観察する時間を設けてみてはいかがでしょうか